中野産業株式会社 | 編立から加工まで、信頼の日本製ストッキングとフィルター

設備のご案内

Facilities Information

Knitting Machine

編機

中野産業株式会社の編立室では、コンピュータ制御編機を使用し、24時間体制で高品質なストッキングを製造しています。編立室内の環境は、夏季は27℃、冬季は24℃、湿度は約63%に厳密に管理されており、これにより糸の品質保持と編み目の安定性が確保されています。

使用する編機は、320本から474本までの針数を持ち、多様な商品に対応可能です。デザインや柄のデータを入力することで、ウエストバンドからつま先までを一貫して筒状に編み上げることができます。これにより、複雑なデザインや多様な製品仕様にも柔軟に対応でき、高品質な製品の安定供給を実現しています。

Steam kettle

蒸気釜

編み上がった生地の寸法や編み目を安定させるためのプリセット工程に使用されます。この工程では、生地を真空状態の蒸気釜に入れ、60℃から90℃の温度で1~2サイクル処理します。これにより、生地全体に均一な熱が加わり、編み目や寸法の安定性が確保されます。このプロセスは、染色の均一性を高める効果もあります。

Sewing robot

縫製ロボット

縫製ロボットを使用して一足のストッキングに仕上げられます。このロボットは、股縫いとつま先縫いを一つの工程で行うことが可能で、光電管を用いた位置決めにより高精度な縫製を実現しています。さらに、菱マチを自動で縫い込む機能や、レース付きの手縫いミシンも導入されており、多様なデザインの製品に対応しています。

Dyeing machine

染色機

縫製された生地は、次に染色工程へと進みます。この工程では、湿度、給水、染色、排水の各プロセスがすべてコンピューター制御で行われます。使用される染色機としては、液流タイプやスミスドラムタイプがあり、これらにより均一で高品質な染色が可能となります。

Finishing (setting) machine

仕上げ(セット)機

染色後の湿った生地をアルミ製の足型に装着し、蒸気を当てて形状を整えます。この工程により、製品は美しい外観と適切な寸法に仕上がります。

Conveyor type needle detector

コンベア式検針機

コンベア式検針機です。この機械は、製品内に混入した可能性のある金属異物を検出・除去します。